CertPro社と協業し、ブロックチェーン技術を利用した「資格証のデジタル化」の実証実験を開始します

デジタル化の対象とする資格

IoT検定(IoT検定制度委員会)合格証(下記画像:ブロックチェーン証明書イメージ)

実証事業の背景と目的

LasTrustは、あらゆる「証明」をセキュアにデジタル化できるブロックチェーン証明SaaS「CloudCerts」を提供しております。
サートプロが運営管理を行う資格の多くは現在、紙で発行・運用されておりますが、合格証を合格者へお渡しするまでのリードタイムや発行・管理コストの改善、有資格者側の利便性向上を鑑み、今回のデジタル化実証実験が決定しました。具体的な目標は以下の通りです。

  1. ペーパーレスの実現。環境面への配慮とサスティナビリティ(SDGs)の確保
  2. デジタル化による有資格者の利便性の向上(有資格証明のスマホ管理、デジタル有資格証明書のURL送付、SNSへの連携等)
  3. 有資格者の実績をブロックチェーンに記録することで、個人の実績を永続的かつセキュアに担保
  4. 紙代、印刷費、郵送費等の間接費の削減
  5. 紙の証明書の作成・送付作業などを撤廃し、付加価値を生む業務へリソースを分配すること

また、資格提供団体がブロックチェーン証明書を発行し、実運用する本取り組みは日本初の事例となります。(当社調べ)

ブロックチェーン技術を活用する理由

証明書をデジタル化するだけであればJPGやPDFといった画像データでも可能ですが、ソフトウェアが普及した現在は誰でも簡単に編集(改ざん)ができてしまう以上、汎用的な画像データを証明書の「原本」として扱うにはセキュリティ面に課題がありました。
しかし、ブロックチェーンには

  1. 一度書き込んだ情報を変更できない耐改ざん性
  2. ブロックチェーン上に分散管理しておくことで、資格提供団体の状態に関わらず半永久的に実績の記録が残る
  3. 資格証明書の有効性をゼロコストで検証できる

という利点があるため、証明書にはブロックチェーン技術を適用する必然性はあると考えられます。

実証事業の予定

2020年9月 実証事業開始
2020年10月 証明書デジタル化の予備提供開始と市場調査
2020年11月 資格証明書デジタル化の検証
2020年12月 資格証明書デジタル化の本格運用

実証の内容

①特定の期間にデジタル資格証明書を配布予定 ※紙の証明書と併用
②期間内の対象者にアンケートを実施、利用状況や感想など取得し検証を行う予定

■デジタル化の対象とする資格・試験(実証事業)
検定名(認定団体)
IoT検定(IoT検定制度委員会)
http://www.iotcert.org/

IoT検定は、IoT(Internet of Things)に関わるすべての人を対象としている検定試験です。
技術的な視点だけでなく、マーケティングやサービスの提供、ユーザーの視点から必要となるカテゴリ、スキル要件などを網羅し、それぞれの立場でIoTを企画・開発・利用するために必要な知識があることを認定する資格です。

実証事業後の展望

本実証事業後は、資格証明のデジタル化には留まらず、各資格にスコアや属性情報を追記することで有資格者のスキルを可視化するなどデジタルトランスフォーメーションの取り組みを強化し、「資格」という社会的資産の価値の底上げに寄与したいと考えております。
サートプロが管理・運営をおこなっているAndroid技術者認定試験制度、XMLマスター、アジャイル検定、E検定も順次、実証検証後に移行を行う予定です。

  • 会社概要

■LasTrust株式会社について

商号LasTrust株式会社
代表者圷 健太
所在地〒105-0004 東京都港区虎ノ門4丁目3-1 城山トラストタワー4階
事業内容あらゆる証明をデジタル化するブロックチェーン証明SaaSの開発・運営
URLhttps://lastrust.io/

■株式会社サートプロについて

商号株式会社サートプロ
代表者代表取締役CEO 近森 満
所在地〒151-0053     東京都渋谷区代々木1-55-2 大和ビル5階
事業内容資格検定・認定試験事業、人材育成・教育支援事業、コンサルティング事業
URLhttps://www.certpro.jp/
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